子どものアレルギー検査は何歳から?東浦和で解説
子どものアレルギー検査は何歳から?東浦和で解説
「子どもの鼻水やくしゃみがなかなか治らない」
「春になると毎年鼻をかんでいる」
「もしかしてアレルギーなのでは」
と気になっていても、何歳からアレルギー検査を受けられるのか分からず、受診を迷っている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子どものアレルギー検査には、血液中の特異的IgE抗体を調べる方法や、皮膚の反応を見る方法などがあり
すべての検査に共通して「○歳にならなければ受けられない」という一律の年齢基準があるわけではありません。
一方で、年齢が低いほど採血が難しい場合があるほか、果だけではアレルギーの有無を判断できないケースもあるため
「心配だからとりあえず全部調べる」というより、症状や検査結年齢、これまでの経過を確認したうえで必要な検査を選ぶことが大切です。
たとえば、鼻水や鼻づまり、くしゃみが続いているお子さんであれば、スギやダニ、ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎が関係している可能性があります。
そのような鼻症状が中心であれば、耳鼻咽喉科も相談先の一つになります。
当院では、東浦和周辺のお子さんの鼻や喉の症状を診察するとともに、原因となるアレルゲンを調べる検査として、ドロップスクリーンやRAST(特異的IgE抗体検査/View39)に対応しています。
今回は、「子どものアレルギー検査は何歳から受けられるのか」と気になっている方に向けて、検査を考えるタイミングや主な検査方法、何科に相談すればよいのかをわかりやすくお話しします。
子どものアレルギー検査について
「3歳にならないとできない」
「小学生にならないと正確に分からない」
といった話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
しかし、アレルギー検査そのものに、すべて共通する一律の開始年齢が決められているわけではありません。
実際には、お子さんの年齢や症状、疑われるアレルギーの種類、検査方法などを踏まえて、医師が必要性を判断します。
アレルギーの原因を調べる代表的な検査の一つが、特異的IgE抗体検査です。
これは血液中に、特定のアレルゲンに対するIgE抗体があるかどうかを調べる方法で、日本アレルギー学会が運営するアレルギーポータルによると、現在は200種類以上のアレルゲンについてIgE抗体を測定できます。
アレルギーポータル「アレルギー検査について」
血液を採取して調べるため、子どもでも必要に応じて実施できます。
ただし、乳幼児を含め、検査結果には注意して解釈しなければならない点があります。
厚生労働省が公開する食物アレルギー診断の資料でも、生後6か月未満の乳児では血中抗原特異的IgE抗体が陰性になる場合があることが示されています。
厚生労働省「食物アレルギー診断のフローチャート」
つまり、年齢が低いから「検査ができない」というよりも、年齢や症状によって結果の意味が異なるため、検査結果だけを見て判断しないことが重要なのです。
保護者の方に特に知っておいていただきたいのが、「検査で陽性だった=その物質が症状の原因」とは必ずしもいえない点です。
特異的IgE抗体検査では、症状がない方でもIgE抗体が検出されることがあります。
日本アレルギー学会のアレルギーポータルでも、IgE抗体が検出されたとしても症状がなければ、必ずしもアレルギーがあるとはいえないと説明されています。
たとえば、ある食べ物に対するIgE抗体が陽性でも、実際には問題なく食べられている場合があります。
反対に、症状や経過からアレルギーが疑われていても、検査だけでは判断しきれないケースもあるでしょう。
そのため、問診で「いつ」「どこで」「何をしたときに」「どのような症状が出たのか」を確認し、その情報と検査結果を組み合わせて判断することが大切になります。
厚生労働省も食物アレルギーについて、症状が出る前に摂取した食品などの情報と、特異的IgE抗体検査や皮膚プリックテストなどの結果を組み合わせて診断するとしています。
厚生労働省「特異IgE抗体検査などで 必要最小限の食物除去へ」
「念のため全部調べたい」と考えるお気持ちもあると思いますが、検査項目を増やすことが必ずしも正確な診断につながるとは限りません。
まずはお子さんの症状を医師に伝え、必要な検査について相談することをおすすめします。
子どものアレルギーというと食物アレルギーを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、耳鼻咽喉科では、花粉やダニ、ハウスダストなどが関係するアレルギー性鼻炎のお子さんを診察する機会もあります。
「透明な鼻水が長く続いている」
「朝になるとくしゃみを何度もする」
「鼻づまりがなかなか改善しない」
「毎年同じ季節になると鼻症状がひどくなる」
といった場合には、アレルギーとの関係を確認することがあります。
子どもの鼻水は風邪でもよく見られる症状ですが、毎回長引いている場合や、特定の場所・季節で症状が強くなる場合には、その背景にアレルギーが隠れていることもあるでしょう。
症状が続いているのであれば、「まだ小さいから検査はできない」と自己判断せず、一度ご相談ください。
アレルギー検査にはいくつかの方法があり、調べたいアレルギーの種類や症状によって適した検査が異なります。
代表的なものとして、血液中の特異的IgE抗体を調べる検査や皮膚テスト、食物アレルギーを調べるための食物経口負荷試験などがあります。
ここでは、子どものアレルギーを調べる際によく耳にする検査について見ていきましょう。
特異的IgE抗体検査は、採取した血液を使って、特定のアレルゲンに対するIgE抗体が存在するかどうかを調べる方法です。
スギ、ヒノキ、ダニ、ハウスダスト、動物、食物など、さまざまな物質について調べることができます。
複数の項目をまとめて検査できる方法もあり、症状や疑われる原因に合わせて検査内容を検討します。
当院でもRAST(特異的IgE抗体検査)に対応しており、複数のアレルゲンを調べるView39を使用することがあります。
どんぐり耳鼻咽喉科「アレルギー検査」
ただし、何度もお伝えしているように、検査結果だけでアレルギーを確定するわけではありません。
「陽性だから絶対に避ける」「陰性だから絶対に大丈夫」と自己判断せず、これまで症状が出た状況などと一緒に結果を見る必要があります。
特に食物アレルギーについては、検査で陽性になった食品を自己判断で完全に除去すると、子どもの食生活や栄養に影響することがあります。
厚生労働省も、食物アレルギーでは特異的IgE抗体検査などを診断の参考にしながら、必要最小限の食物除去を目指す考え方を示しています。
食べ物について気になる場合は、検査結果だけで食事内容を変更せず、医師と相談してください。
「アレルギーを調べたいけれど、子どもが採血を怖がりそう」と心配される保護者の方も多いのではないでしょうか。
当院では、アレルギー検査の方法の一つとして「ドロップスクリーン」を導入しています。
ドロップスクリーンは指先から少量の血液を採取し、複数のアレルゲンに対する特異的IgE抗体を調べる検査です。
腕から血液を採る一般的な採血とは方法が異なるため、採血への不安が強いお子さんについて検査を検討するときの選択肢になります。
特に当院では、小児のアレルギー性鼻炎の原因を調べる目的でもドロップスクリーンを活用しています。
ただし、「小さい子なら必ずドロップスクリーン」というわけではありません。
症状や年齢、検査の目的などを確認し、どの検査が適しているかを考える必要があります。
「うちの子でも受けられますか」という段階からご相談いただいて構いません。
どんぐり耳鼻咽喉科「アレルギー検査」
アレルギー検査には、血液検査以外に皮膚プリックテストという方法もあります。
皮膚にアレルゲンを含むエキスを少量置き、専用の針を用いて皮膚に刺激を加え、その部分に膨らみなどの反応が出るかを確認する検査です。
アレルギーポータルによると、アレルゲンに反応した場合は膨疹が現れ、およそ15~20分で反応を判定できます。
どの検査を選ぶかは、疑われるアレルギーや症状、医療機関の設備などによって異なります。
日本アレルギー学会でも「皮膚テストの手引き2025」を発行しており、皮膚テストは現在もアレルギー診療に用いられている検査方法の一つです。
日本アレルギー学会「皮膚テストの手引き2025」
「卵を食べたあとに発疹が出た」
「特定の食品を食べると症状が出る」
といった食物アレルギーが疑われる場合には、血液検査だけではなく、食物経口負荷試験が必要になることがあります。
食物経口負荷試験とは、原因が疑われる食物を医療機関で実際に摂取し、症状が出るかどうかを確認する検査です。
重いアレルギー反応を起こす可能性もあるため、自己判断で自宅にて試す検査ではありません。
必要な場合には、専門的な検査に対応している医療機関で行います。
このように「アレルギー検査」と一言でいっても、目的によって検査方法は大きく異なります。
インターネット上で検査名だけを見て選ぶのではなく、まず症状を相談し、必要な方法を決めることが重要です。
子どものアレルギー検査について、何歳から受けられるのかと同じくらい多い疑問が「何科を受診したらよいのか」です。
アレルギーは鼻、皮膚、気管支、消化器などさまざまな場所に症状が現れるため、すべてのケースで同じ診療科を受診するわけではありません。
日本アレルギー学会のアレルギーポータルでは、成長段階の子どもは小児科を受診する方法のほか、症状が現れている部位に応じて耳鼻咽喉科や皮膚科、眼科などを受診することが案内されています。
アレルギーポータル「アレルギー検査について」
鼻水、鼻づまり、くしゃみといった鼻症状が中心の場合には、耳鼻咽喉科が相談先の一つになります。
耳鼻咽喉科では鼻の中を直接診察できるため、鼻水が本当にアレルギー性鼻炎によるものなのか、ほかの鼻の病気が関係していないかなどを確認しながら診療を進めます。
たとえば、小さなお子さんでは、鼻水が続いている原因が毎回アレルギーとは限りません。
風邪などによる一時的な鼻炎、副鼻腔炎などでも似た症状が出るため、検査を受ける前に鼻の状態を確認することが重要です。
「鼻水が続くから、とりあえずアレルギー検査を」というより、まず診察を受け、その症状からアレルギーが疑われる場合に必要な検査を考えていきます。
子どもの症状について診察を受けるときには、「どんな症状があるか」だけでなく、「いつ症状が出るか」を伝えていただけると原因を考える手がかりになります。
たとえば、毎年2~3月ごろになると鼻水やくしゃみが増える場合と、一年を通して寝室にいると鼻づまりが強くなる場合では、疑われるアレルゲンが異なる可能性があります。
スギやヒノキなどの花粉が原因となる場合もあれば、ダニやハウスダストなど、季節にかかわらず身近な環境に存在するものが影響していることもあるからです。
「朝起きた直後にくしゃみが多い」
「祖父母の家に行くと鼻水が増える」
「ペットと触れたあとに症状が出る」
といった情報も診察時に教えてください。
検査だけでは分からない情報が、アレルギーの原因を考える大切な材料になります。
食物アレルギーが疑われる場合には
「何を食べたのか」
「どのくらい食べたのか」
「食べてからどのくらいで症状が出たのか」
「どのような症状だったのか」
をできるだけ記録しておくとよいでしょう。
厚生労働省が示す食物アレルギーの診断でも、詳細な問診として、疑われる食品を摂取してから症状が出るまでの時間や年齢、栄養方法、環境因子、家族歴などを確認することが重視されています。
スマートフォンで皮膚症状の写真を残しておく方法もあります。
診察時には「アレルギーだと思います」と結論だけを伝えるより、実際に起きたことを教えていただく方が診断の手がかりになります。
なお、呼吸が苦しそう、繰り返し嘔吐する、ぐったりするなど、急激で強いアレルギー症状が出ている場合は、通常の外来受診を待つのではなく、症状に応じて速やかに救急医療を利用してください。
「原因をすべて知っておいた方が安心」と考え、症状がないものまで広く検査したいと思うこともあるでしょう。
しかし、アレルギー検査では、症状とは関係のないアレルゲンが陽性になる場合があります。
特に子どもの食事について、検査結果だけを理由に食べられる食品まで避けると、食生活の幅を必要以上に狭めてしまうことがあります。
検査は、あくまで症状の原因を考えるための材料の一つです。
お子さんの生活を制限するためではなく、「なぜこの症状が起きているのか」「どうすれば症状を抑えながら生活できるのか」を考えるために活用することが大切になります。
子どものアレルギー検査は、「○歳になったら全員受ける」というものではなく、年齢や症状、これまでの経過などを確認したうえで、必要性や検査方法を考えていきます。
特異的IgE抗体検査をはじめ、小さな子どもでも行える検査はありますが、検査結果だけではアレルギーを診断できない場合もあります。
そのため、まずは鼻水、鼻づまり、くしゃみ、皮膚症状など、お子さんにどのような変化が起きているのかを医師へ伝えることが大切です。
当院では、耳・鼻・喉に関する診療に加え、アレルギー検査、花粉症やアレルギー性鼻炎の診療にも対応しています。
アレルギーの原因を調べる方法として、ドロップスクリーンやRAST(特異的IgE抗体検査/View39)を導入しています。
「子どもでもアレルギー検査はできますか」
「鼻水が長く続いているけれど、検査した方がよいですか」
「採血を怖がるので心配」
といった段階でも、まずはご相談ください。
検査ありきで診療を進めるのではなく、お子さんの症状や経過を確認しながら、必要性を考えていきます。
また、鼻の症状だけではなく、耳の痛み、中耳炎、喉の痛みなど、子どもによくみられる耳・鼻・喉の症状についても診療しています。
「何歳から検査できるのだろう」と悩み続けるよりも、まず今起きている症状を診てもらうことから始めてみてください。
原因を調べる必要があるのか、どの検査が適しているのかを一緒に考えていきましょう。
子どものアレルギー検査は何歳から受けられますか?
アレルギー検査すべてに共通する「○歳以上」という一律の年齢基準があるわけではありません。
血液を使う特異的IgE抗体検査などは小さなお子さんでも必要に応じて行われますが、年齢や症状、検査の目的などによって適した方法が異なります。
特に乳児では検査結果の解釈にも注意が必要なため、「何歳になったら受けるか」だけで判断せず、症状について医師へ相談してください。
子どものアレルギー検査は何科に行けばよいですか?
症状によって適した診療科が異なります。
子どもの場合は小児科が相談先になりますが、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、花粉症など鼻の症状が中心であれば、耳鼻咽喉科でも診察やアレルギー検査を受けられます。
皮膚症状が中心なら皮膚科など、症状が現れている場所から受診先を考える方法もあります。
アレルギー検査では何を調べますか?
代表的な特異的IgE抗体検査では、スギやヒノキなどの花粉、ダニ、ハウスダスト、動物、食物などのアレルゲンに対するIgE抗体を血液から調べます。
検査方法によって、一つずつ調べるものや複数項目をまとめて調べるものがあります。
当院では、ドロップスクリーンやRAST(特異的IgE抗体検査/View39)に対応しています。
検査で陽性なら、その食べ物は食べてはいけませんか?
検査が陽性だったという結果だけで、その食品を自己判断で除去することはおすすめできません。
特異的IgE抗体は症状がなくても検出されることがあり、陽性でも実際には問題なく食べられる場合があります。
食物アレルギーは、実際に起きた症状や検査結果などを総合して判断する必要がありますので、食事制限については医師へご相談ください。
鼻水だけでもアレルギー検査を相談できますか?
はい、ご相談いただけます。
特に、透明な鼻水やくしゃみ、鼻づまりが長く続いている場合、毎年同じ季節に症状を繰り返す場合には、アレルギー性鼻炎が関係している可能性があります。
ただし、鼻水の原因はアレルギーだけではないため、当院ではまず鼻の状態やこれまでの経過を確認し、必要に応じて検査をご提案します。
店舗名:どんぐり耳鼻咽喉科 院長
代表:得丸貴夫(とくまるたかお)
住所:〒336-0923 埼玉県さいたま市緑区大間木412-10
営業時間:9:00~12:00/14:30~18:00
詳しくはこちら
休診日:木曜日、日曜日、祝祭日
アクセス:JR武蔵野線「東浦和」駅より車で5分、埼玉高速鉄道「浦和美園」駅から車で12分
東浦和駅出入口より バス浦04-2馬場折返場行またはバス浦04-3さいたま東営業所行 約5分乗車 「尾間木北」バス停下車徒歩約1分
TEL:048-767-5421
埼玉県立川越高校 卒業
琉球大学医学部医学科 卒業
平成15年 東京医科歯科大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科・頭頚部外科
平成16年 土浦協同病院 耳鼻咽喉科
平成17年 旭中央病院 耳鼻咽喉科
平成18年 埼玉県立がんセンター 頭頸部外科
平成20年 東京医科歯科大学附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
平成25年 埼玉県立がんセンター 頭頸部外科 医長
平成31年 青梅市立総合病院 耳鼻咽喉科・頭頚部外科 副部長令和2年 青梅市立総合病院 耳鼻咽喉科・頭頚部外科 部長
日本耳鼻咽喉科・頭頚部外科学会 耳鼻咽喉科専門医・指導医
日本頭頸部外科学会 頭頚部がん専門医・指導医
補聴器相談医
日本耳鼻咽喉科・頭頚部外科学会
日本耳鼻咽喉科臨床学会
日本頭頸部外科学会
日本頭頸部癌学会